東海道沿線で育った私は、近所の踏切へ頻繁に出かけていた。
そんな中、早朝に一番でやってくるブルートレインが寝台急行銀河であった。
当時、東海道線のブルートレインは14系か24系であったが、銀河だけは20系である。
ホームベース型の大きな銀河のテールサイン、そして丸みの帯びた最後尾はとても印象的だった。
あれから二十数年、車輌は14系・24系と移り変わり、とうとう引退の時がやってきてしまった。
最終日、A寝台の切符をとることができ、大阪までの小旅行に行って来た。
残り少ないプルマン式の寝台に乗り、各駅で盛大なる別れの歓声を浴びながら東海道を下った。
途中、米原駅で貨物列車との通過待ち合わせで行われた運転士さんへの花束贈呈、
車内放送で車掌さんからの別れと感謝の挨拶、非常に感情がこもっており、感動した。
数々の思いを乗せた列車は、あっという間に終着駅、大阪に到着した。
ありがとう、銀河。
さようなら、銀河。

